国際文献社のXML組版は、論文に様々なメリットを提供します。
今回紹介するのはリファレンスの自動修正です。
リファレンスは、論文に引用した文献は余すところなく掲載し、正確で完全なものとすることで、研究者や読者の利便性を高めるだけでなく、結果として、引用率を高めます。
国際文献社では、雑誌ごとに定められたスタイルで、正確かつ完全なリファレンスに修正するだけでなく、DOI、PubmedIDを挿入します。

<1>HartmannをHartmanに修正
<2>名前の表記を修正
<3>定められた人数制限に対応

<1>タイトルケース→センテンスケース
<2>誤字の修正(「Ultra-Sound」→「ultrasound」)
<3>副題の有無確認
国際文献社では、かつて、リファレンスの修正を手作業で行っていました。過去の雑誌を確認し、雑誌名略称や雑誌固有のスタイルに統一するなど、時間を掛けて行う労務負担の重い作業を行っていました。
現在では、PubMed/Crossrefとの自動照合を行い、確認結果の反映/指摘、PubmedID/DOIを挿入するだけでなく、雑誌ごとに指定されたリファレンススタイルに自動出力しています。
PubMed/Crossref linking
弊社の組版編集が最も威力を発揮するのが「リファレンスの自動修正」です。PubMed/CrossRefデータベースと照合を行い、確認作業の結果とPubmedID/DOIを挿入します。

投稿先ジャーナルスタイルへの自動出力
「参考文献の出力」です。Wordと連携して、投稿先のジャーナルの形式に合わせて参考文献リストを自動で作成します。

- 著者のイニシャルからピリオドを取り除きました。
- 著者のリストは6人目以上を “et al.” に変更されました。
- 出版年がジャーナルタイトルの後ろに移動され、セミコロンが挿入されました。
- ジャーナルの略称が修正されました。 (“Amer” は標準アブリビエーションである“Am”へ変更されました。これにより、オンラインでのリンクを改善致します。) ジャーナルデータベースは現在、 25,000の ジャーナルタイトルと略称含んでいます。
- ジャーナル略称からピリオドが取り除かれました。
- ジャーナル略称はイタリックにされました。
- ページの範囲にて後半部の3桁目が削除されています。(自動でページ範囲の拡大化も行います。)
- ハイフンはNダッシュに変換されました。
上記の変更は、リファレンスへ自動修正です。リファレンスプロセスは、エラーとしてWordのコメントを挿入します。例えば、ボリュームナンバーが記述されていなかったり、不明のジャーナル名であったり、ページ範囲が異なっていたりする場合です。