東北大学文学部心理学研究室 編集 A5判
【本書の内容】
公認心理師を目指す学生には,心理学の扉を開けて,資格のための勉強を行う入口に!
それ以外の多くの読者には,心理学という学問の面白さを実感し,心理学は科学であるという定見をつかんでもらうことを目的としています。
章冒頭の問いかけと末尾のまとめで要点のクリアな理解が可能となっています。
【予定目次】
■personality
第1章 無意識の世界
心の深層には何があり、それは人の行動にどう影響するのか
第2章 人格の測定
人格(パーソナリティ)って何だろう
第3章 異常心理学
何が正常で,何が異常か
■sensation, perception, and cognition
第4章 感覚の仕組みと働き
人は光や音をどのように感じとるのか
第5章 知覚の心理
ランダムに並ぶ星々はなぜ星座として知覚されるのか
第6章 多感覚の統合
光と音が同じ発信源から来たとわかるのはなぜか
第7章 注意の仕組みと働き
注意をすることはいつもよいことか
第8章 心理物理学
見え方や聞こえ方を数値で表すには
■learning and memory
第9章 学習と経験
「学習」とは何を意味するか
第10章 記憶の仕組み
スマホに依存することの何が問題か
第11章 スリップ
なぜ自分の手が意図を裏切るのか
■mind and body
第12章 脳と心
脳=心か?
第13章 感情の基礎理論
泣くから悲しいのか,悲しいから泣くのか
第14章 感情とストレスの生理学
スポーツがストレス解消になるのはなぜ
第15章 ストレッサーのパラダイムシフト
クリスマスは毒か薬か
第16章 感情の役割
ボウリング場で振り返って笑うのはなぜ
■interpersonal relations
第17章 個と個の関係
好きなのに…,相手を苦しめるのはなぜだろう
第18章 協力的な関係
どうすれば協力的な人間関係をつくれるのか
第19章 集合行動
どうすれば社会運動を盛り上げられるのか
第20章 集団意思決定
どうすれば民主主義を実現できるのか
第21章 服従と抵抗
どうすれば権威に抵抗できるのか
■application to life
第22章 食行動と健康
「お腹が空いた」は現実か妄想か
第23章 「消費者の心理」
なぜスタバのコーヒーはおいしいのか
第24章 犯罪を防ぐ
犯罪を予防するには何が必要か
第25章 化粧をする心
美と健康は対立するか